
アシスタントのりんです!
さまざまな美術品を展示する美術館。そして美術品を展示するのに欠かせないのが照明です。
美術品を見やすい環境にするのはもちろん、強い光によって作品が痛まないよう光の強さを調整することも照明の大切な役目。
このブログでは、そんな陰の立役者である照明に注目しながら美術館をめぐっていきます。
今回訪れたのは、MOA美術館。温泉で有名な観光地、熱海にある美術館です。

開催中の企画展(2022年5月13日 – 2022年7月18日)
所蔵 冨嶽三十六景と東海道五十三次
エントランスから続く長いエスカレーターを登っていくと、万華鏡エリアに到着しました。有名な写真スポットだそうです。

ここには照明はなくプロジェクターのみ。一刻一刻と変わっていく模様は一期一会ということで、優雅なピアノの音楽を聴きながらソファでゆったりと眺めている方も多くいらっしゃいました。とてもリラックスできる空間です。
館内にはInstagramのマーク、撮影スポットがいくつもあり、若い年代の方も訪れていました。
ここを抜けると本館に着くよ!


一度外へ出て、熱海の景色を眺めてから本館へ向かいます。

展示スペースへの入口です。
この暗闇はどこへ続いているのか…?と不安になりながら進んでいくと、まさに別世界への入口が開かれたかのように感じる仕掛けがあり、ワクワクした気持ちになったところでいよいよ作品との対面です。
作品保護のため照明を暗くしていると注意書きにあるとおり、通路は最低限の照明のみ。

足元の光はぼんやりと薄暗く、一方でショーケース内の光もそこまで強くないように思います。
空間全体を通してバランスのいい光加減になっていたのでしょうか、暗すぎて歩きにくいということもなくじっくり作品を見ることができました。

暗い空間に明るすぎない作品展示。コントラストによる引き立て効果があるのか、浮世絵の色や質感がとても鮮やかに見えました。
照明は強い光でなくても、作品の凹凸も感じ取れるほど繊細に展示をすることができるのですね。


撮影可能な展示展ということで、大きなカメラを持った方も多くいらっしゃいました。

仏像や立体的な作品を展示するエリアには、また違った形のスポットライトが。先ほどの浮世絵展示エリアとは違い、こちらはスポットライトのように強い光です。


最後に、多くのスポットライトが終結するエリアがありました。
なんだかおしゃれなカフェがあるよ!
お腹が空いた頃にたどり着いた展示室の出口には、さっそく飲食の案内が。
美術館内には2つのカフェテ、お蕎麦屋さんや日本食屋さん、お茶室など飲食も充実しています。
今回は鎧塚シェフ監修のカフェ「ラ・パティスリー・デュ・ミュゼ―・パール・トシ・ヨロイヅカ」で有名なクロックムッシュをいただきました。

テラスから見えるの紅葉前のもみじの木。鮮やかな緑色もまた綺麗ですね。とても静かで優雅な時間を過ごす事ができました。
MOA美術館は美術品の展示だけでなく、フォトスポットや休憩スペースがあり、鑑賞後にはおしゃれなカフェタイムも楽しめる癒しスポットでした。

さて、これまでいくつかの美術館を巡ってまいりましたが、美術館の建物にはある共通点が見えてきました。
それは、館内の展示スペース以外の場所を外の光が照らしていること。

展示品によっては照明を暗くしなければならないことを前提としているのでしょうか。暗い展示スペースから出た時には、自然の光で明るくなった窓の光がちょうどよく、目が痛くなることもありません。
訪れた日のお天気は曇りでしたが、館内はとても明るく綺麗でした。木々の自然の中でもあり、海が見える場所でもあるこの空間で、心穏やかに一日過ごすことができそうです。



場所は熱海駅から急な坂を上った場所にありますので、シャトルバスの利用がおすすめです。
帰りのバスを待つ間は、万華鏡ブースでお気に入りの柄探しを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今後もさまざまな美術館、展示ブースを訪れていきたいと思います。
次回もお楽しみに。
MOA美術館 https://www.moaart.or.jp/

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